ドラフト候補の選手って、どんな選手がいるのかな?
矢澤 宏太 (藤嶺藤沢高校→日本体育大学)
2022年 北海道日本ハムファイターズ ドラフト1位指名
特徴、成績等
173cm 72kg 左投げ左打ち 大学日本代表
球速:MAX152km/h
投手・外野手
遠投:100m 高校通算本塁打:32本
50m走:5秒8
ファイターズがドラフト1位入札を公言。投打二刀流の選手。
投手としても野手としてもドラフト上位候補レベル。
小柄な体格ながら150km/hを超える速球とスライダーで高い奪三振率を誇る。被安打率、奪三振率は優秀。四死球率は高め。
野手としては、リードオフマンタイプで俊足をいかした内野安打や盗塁が強み。打率・出塁率は徐々に改善傾向にある。
気になる点
投手としては、大学通算成績で四死球率が高めなので制球に課題がある。
体格が小柄なため、能力の天井は現状が近い位置にあるかもしれないところが気になるところ。細身のためプロ仕様の体力を早いうちに身につけたい。
野手としては、足と守備は即戦力だが大学通算成績の打率がそこまで高くないのでプロ入りしてからも少し時間が必要か。
しかし、3年秋、4年春と打率も出塁率も改善傾向にあるので、成長は早いかもしれない。
プロでも二刀流に挑戦したい意向を持っているが、育成・起用方法が難しい。
現状では先発タイプの投手ではなく、DHタイプの野手でもないため大谷方式とは違った育成・起用方法になると思われる。
外野を守りながら、試合終盤にリリーフとして登板?
曽谷 龍平 (明桜高校→白鴎大学)
2022年 オリックス・バファローズ ドラフト4位指名
特徴、成績等
183cm 79kg 左投げ左打ち 大学日本代表
球速:MAX152km/h
高校時代は、ロッテ・山口 航輝選手と同級生でチームメイト。
スリークォーター左腕。
あまり沈み込まないフォームなので固いマウンドで合いそうな投手。
防御率、被安打率、奪三振率は優秀。四死球率は高い。
しかし、4年生になって四死球率も改善され、秋のリーグ戦では非常に優秀な数字となっている。
今年のナンバーワン左腕と評価されている。
気になる点
少し細身なのでプロ仕様の身体になれば、さらに素晴らしい投手になる予感。
国際大会では四死球率が高かったので、プロで制球に苦しむ可能性がある。
先発、リリーフどちらも出来そうなので左腕不足に悩む球団で争奪戦になりそう。
荘司 康誠 (新潟明訓高校→立教大学)
2022年 東北楽天ゴールデンイーグルス ドラフト1位指名
特徴、成績等
189cm 86kg 右投げ右打ち 大学日本代表
球速:MAX157km/h
オーソドックスなオーバースローの本格派右腕。
被安打率は優秀。四死球率は高い。奪三振率も少し物足りない。
長身で投げ下ろす角度がある。
球速は、ほぼ毎試合150km/hを超えてくる。
気になる点
4年秋のシーズンでも四死球数が多いことからも制球力に課題がある
先発タイプでは一番ポテンシャルを感じる投手。
細身で制球力に課題があるため、プロ入り後数年育成が必要と思われる。
青山 美夏人 (横浜隼人高校→亜細亜大学)
2022年 埼玉西武ライオンズ ドラフト4位指名
特徴、成績等
183cm 94kg 右投げ右打ち 大学日本代表
球速:MAX151km/h
ガッチリとした体格のオーソドックスなオーバースロー右腕。
被安打率、四死球率は優秀。奪三振率は少し物足りない。
防御率ももう少し。
制球力があり完成度が高いので早い段階で一軍の舞台に立てそう。
気になる点
目立った直球の速さがなく奪三振率が高くないので、決め球不足が考えられる。
プロでは打ちごろに感じられ、抑えられない可能性がある。
金村 尚真 (岡山学芸館高校→富士大学)
2022年 北海道日本ハムファイターズ ドラフト2位指名
特徴、成績等
176cm 82kg 右投げ右打ち
球速:MAX150km/h
少し小柄でオーソドックスなオーバースロー右腕。
出所の見づらいフォームで防御率、被安打率、奪三振率、四死球率全て優秀。
スタッツとしては非の打ち所がなく完成度が高く素晴らしい。
全国大会でも被安打率は少し高くなったが、他の数値は優秀。
四死球率が1.0をきるくらい制球力が高く、プロでも早いうちから活躍が期待される。
4年秋のシーズンも3試合連続完封、38回連続0封と素晴らしい成績を残している。
気になる点
体格が小柄なため、プロに入ってからの伸び代に疑問符がつく。
全国大会では被打率が上昇したので、プロに入ってからその辺りがどこまでやれるか気になるところ
菊地 吏玖 (札幌大谷高校→専修大学)
2022年 千葉ロッテマリーンズ ドラフト1位指名
特徴、成績等
183cm 93kg 右投げ左打ち 大学日本代表
球速:MAX152km/h
ガッチリとした体格のオーバースロー右腕。
防御率、被安打率、四死球率は優秀。奪三振率は少し物足りなさを感じる。
4年秋のシーズンは四死球率が高くなったが、2試合完封勝利を挙げている。
気になる点
直球に速さもあり、被安打率も優秀だが、奪三振率に物足りなさを感じるので、決め球となる変化球不足があると思われる。
制球力も一定以上あり完成度は高いので、早い段階で一軍での登板があるだろうが、決め球不足で壁にぶつかる可能性がある。
仲地 礼亜 (嘉手納高校→沖縄大学)
2022年 中日ドラゴンズ ドラフト1位指名
特徴、成績等
177cm 80kg 右投げ右打ち
球速:MAX151km/h
少し小柄な力投派オーバースロー右腕。
大学リーグ戦での防御率、奪三振率は優秀。
気になる点
コントロールに自信があるとのことだが、リーグ戦の詳細な成績が残っていないので未知数な部分が多い。
動画を見る限りでは、そこまでコントロールが良い様には見えない。
松山 晋也 (八戸学院野辺地西高校→八戸学院大学)
2022年 中日ドラゴンズ 育成ドラフト1位指名
特徴、成績等
188cm 92kg 右投げ右打ち
球速:MAX154km/h
がっしりとした体格でリリーフタイプのパワーピッチャー。
大学リーグ戦では防御率、被安打率、奪三振率、四死球率ともに優秀。
4年秋から急に頭角を現してきた選手。
気になる点
実績がほぼ4年秋のリーグ戦のみなので、継続して力を発揮できるか未知数。
直球のスピードと被安打率の低さ、奪三振率の高さ、四死球率の低さからリーグ戦の成績をプロでもある程度発揮できればリリーフとして即戦力となり得る。
松井 颯 (花咲徳栄高校→明星大学)
2022年 読売ジャイアンツ 育成ドラフト1位指名
特徴、成績等
178cm 83kg 右投げ右打ち
球速:MAX154km/h
高校時代は、日ハム・野村 佑希選手と同級生でチームメイト。
オーソドックスなオーバースローの右腕。
3年秋から出場しはじめて、4年春〜秋に活躍。
防御率、被安打率共に優秀。
直球の最速が154km/hとリリーフでの活躍も期待できる。
気になる点
前述の松山選手と同様に、まだまだ実績不足なので、全国レベルやプロの舞台で活躍できるかは未知数の部分が大きい。
伊原 陵人 (智弁学園高校→大阪商業大学)
特徴、成績等
170cm 72kg 左投げ左打ち
球速:MAX148km/h
小柄な体格のオーソドックスなオーバースロー左腕。
完成度が高く、防御率、被安打率、奪三振率、四死球率共に優秀。
全国大会では奪三振率は落ちるものの、その他の数値は優秀な成績。
気になる点
小柄な体格なので、体力的に1シーズン持つかどうかが気がかり。
全国大会で奪三振率が落ちたので、決め球不足の可能性がある。