堀瑞輝投手や石井一成選手の2016年ドラフト組って、アマチュアの時はどんな選手だったの?
この記事でわかること
- 2016年ドラフト組とは
- 堀瑞輝は、どんな評価だったのか
- 石井一成は、どんな評価だったのか
- 高良一輝は、どんな評価だったのか
- 森山恵佑は、どんな評価だったのか
- 高山優希は、どんな評価だったのか
- 山口裕次郎は、どんな評価だったのか
- 郡拓也は、どんな評価だったのか
- 玉井大翔は、どんな評価だったのか
- 今井順之助は、どんな評価だったのか
- 2016年ドラフト候補だった、そのほかのファイターズ選手
結論から言うと・・・
結論
- 1位入札を2度外したが、ポテンシャル重視の指名で補強ポイントを埋めた
- 堀瑞輝 : キレのある投球で侍ジャパンU−18日本代表でも活躍した球筋に特徴のある期待の左腕。
- 石井一成 : 安定感と将来性に期待を持てる強肩遊撃手。
- 高良一輝 : スピン量の多いストレートで奪三振能力の高い九州大学球界最強右腕。
- 森山恵佑 : 波は激しいが爆発力のある長距離砲。守備・走塁は期待できないが強肩・強打に期待。
- 高山優希 : 変化球も安定した先発型の本格派左腕投手。大阪地区で寺島のライバル。
- 山口裕次郎: 寺島と二本柱を組むスリークォーター左腕。投球パターンを増やしリリーフで活躍か。
- 郡拓也 : 強肩・俊足の捕手。ユーティリティー性が高く、将来的にはコンバートされて活躍か。
- 玉井大翔 : 制球力がある完成度の高い右腕。リリーフで即戦力を期待できる
- 今井順之助: 高校通算68本塁打の長距離砲。豪快なスイングのパワーヒッター
- 五十幡亮汰、河野竜生、生田目翼、池田隆英、谷川昌希
では、このような結論になった中身を詳しく見ていきましょう。
2016年ドラフト組とは
ポイント
1位入札を2度外したが、ポテンシャル重視の指名で補強ポイントを埋めた
まずは2016年ファイターズはどんな指名をしたのか振り返ってみましょう。
2016年ドラフト
- 1位入札抽選 田中 正義 創価大学 投手 (抽選外れ ソフトバンクが交渉権獲得)
- 1位入札抽選 佐々木 千隼 桜美林大学 投手 (抽選外れ ロッテが交渉権獲得)
- 1位指名 堀 瑞輝 広島新庄高校 投手
- 2位指名 石井 一成 早稲田大学 内野手 (全体23番目指名)
- 3位指名 高良 一輝 九州産業大学 投手 (全体26番目指名)
- 4位指名 森山 恵佑 専修大学 外野手 (全体47番目指名)
- 5位指名 高山 優希 大阪桐蔭高校 投手 (全体50番目指名)
- 6位指名 山口 裕次郎 履正社高校 投手 (全体69番目指名)
- 7位指名 郡 拓也 帝京高校 捕手 (全体71番目指名)
- 8位指名 玉井 大翔 新日鐵住金かずさマジック 投手 (全体82番目指名)
- 9位指名 今井 順之助 中京高校 内野手 (全体83番目指名)
当時最も注目されていた選手は、創価大学 田中正義(ソフトバンク1位)。圧倒的なポテンシャルを持つ超目玉投手と目されていました。
他には、メジャー予備軍を抑え込んだ桜美林大 佐々木千隼(ロッテ1位)、甲子園優勝投手・作新学院高 今井達也(西武1位)。
世代ナンバーワン左腕・履正社高 寺島成輝(ヤクルト1位)。明治大 柳裕也(中日1位)。東京ガス 山岡泰輔(オリックス1位)。
中京学院大 吉川尚輝(読売1位)。青森山田高 三森大貴(ソフトバンク4位)。トヨタ自動車 源田壮亮(西武3位)。
Honda鈴鹿 平井克典(西武5位)。都城高 山本由伸(オリックス4位)。敦賀気比高 山崎颯一郎(オリックス6位)。
中部学院大 床田寛樹(広島3位)。日大三高 坂倉将吾(広島4位)。
神奈川大 濱口遥大(DeNA1位)。明治大 佐野恵太(DeNA9位)。
白鴎大 大山悠輔(阪神1位)。J X-ENEOS 糸原健斗(阪神5位)。日本大 京田陽太(中日2位)。
と、錚々たるメンツのいる年代でした。
大学へ進み指名されていない選手の中にも木更津総合 早川隆久、常総学院 鈴木昭汰、
神戸国際大付 平内龍太、平塚学園 高田孝一、佐久長聖 元山飛優 等が居ました。
堀瑞輝は、どんな評価だったのか
ポイント
キレのある投球で侍ジャパンU−18日本代表でも活躍した球筋に特徴のある期待の左腕。
夏の甲子園大会では2試合連続無四球完投。侍ジャパンU-18日本代表ではMVP級の快投。
左のスリークォーターから投げられるキレのあるスライダーは精度も高く、ストレートにも威力があり
当初から将来のセットアッパー、ポスト宮西として期待されていました。
短いイニングであれば即戦力にもなれる力があると見られてのドラフト1位指名。
石井一成は、どんな評価だったのか
ポイント
安定感と将来性に期待を持てる強肩遊撃手。
左の好打者として勝負強い打撃、軽快な守備と安定したスローイング、強肩が評価されていました。
早稲田大学では主将も務める東京六大学を代表する遊撃手。
派手さはないながらも安定感が増した守備とまだまだ伸び代が期待できる打撃が魅力。
高良一輝は、どんな評価だったのか
ポイント
スピン量の多いストレートで奪三振能力の高い九州大学球界最強右腕。
球の見えづらいフォームからスピン量の多いストレートを投げる緩急を使える本格派投手でした。
4年春に負った怪我が影響してなのか、プロ入り後は一軍登板もなく2018年に退団しています。
退団後は社会人、独立リーグに所属していましたが、2020年任意引退しています。
森山恵佑は、どんな評価だったのか
ポイント
波は激しいが爆発力のある長距離砲。守備・走塁は期待できないが強肩・強打に期待。
芯に当たった時のその飛距離は高校の先輩である松井秀喜選手のそれも上回るのでは。と言われていました。
元投手なので、強肩も評価されていましたが、打撃の確実性が課題でした。
その確実性がネックとなり、壁にぶつかり、2019年に戦力外通告を受け退団しています。
その後、日本営業大学を経て北海道日本ハムファイターズの球団職員となっています。
高山優希は、どんな評価だったのか
ポイント
変化球も安定した先発型の本格派左腕投手。大阪地区で寺島のライバル。
最速150キロを誇る素材型の本格派左腕。球速に幅がある安定感に欠ける部分はありましたが
体が成長してきて本格化した時には大化けするポテンシャルが期待されていました。
しかしプロ入り後は伸び悩み、3年後の2019年に育成契約となりました。
2022年10月3日、2023年の契約を結ばない通告を受けております。今後については未定。(2022年10月3日現在)
山口裕次郎は、どんな評価だったのか
ポイント
寺島と二本柱を組むスリークォーター左腕。投球パターンを増やしリリーフで活躍か。
この年の目玉の一人である寺島成輝選手と履正社高校で二本柱を形成した山口裕次郎選手。
力あるストレートとキレのあるスライダーで将来のリリーフの柱と目されていたと思われますが、
ドラフト前から「4位以下であれば社会人に進む」と各球団に伝えていた通り入団を拒否され、社会人へ進みました。
郡拓也は、どんな評価だったのか
ポイント
強肩・俊足の捕手。ユーティリティー性が高く、将来的にはコンバートされて活躍か。
二塁送球1.9秒台、遠投120メートル、50メートル6.0秒と強肩と俊足が売り。
投手を含めた内外野全てを守れるユーティリティな選手。
守りに雑な部分があったり、送球が不安定なところが課題。
高校の先輩である石川亮選手に憧れていたとのことです。
玉井大翔は、どんな評価だったのか
ポイント
制球力がある完成度の高い右腕。リリーフで即戦力を期待できる
派手さはないが高い制球力と大学時代より力強さを増した直球で完成度が高い計算がたちやすい投手との評価でした。
リリーフとして即戦力を期待されていました。
東農大北海道オホーツクの時にはMVPを3度受賞。インコースを強気に攻めるスタイルが評価されていました。
新日鐵住金かずさマジック時代は加藤貴之投手とチームメイト。
東農大北海道オホーツク時代は井口和朋投手、周東佑京選手らとチームメイトでした。
今井順之助は、どんな評価だったのか
ポイント
高校通算68本塁打の長距離砲。豪快なスイングのパワーヒッター
その長打力を期待され、翌年入団する清宮選手の競争相手と目された時期もありましたが、
2021年に戦力外通告を受け退団しております。
2016年ドラフト候補だった、そのほかのファイターズ選手
2016年ドラフト候補だった選手達の中には、2022年現在ファイターズの選手として活躍している選手もいます。
それは、以下の5選手となります。
- 五十幡亮汰 2020年北海道日本ハムファイターズ ドラフト2位指名
- 河野竜生 2019年北海道日本ハムファイターズ ドラフト1位指名
- 生田目翼 2018年北海道日本ハムファイターズ ドラフト2位指名
- 池田隆英 2016年東北楽天ゴールデンイーグルス ドラフト2位指名
- 谷川昌希 2017年阪神タイガース ドラフト5位指名
五十幡亮汰選手は、その脚力は当時から注目されていましたが大学進学を希望して中央大学へ進みました。
河野竜生選手は、その強気の投球を評価されていましたが社会人を希望してJFE西日本へ進みました。
生田目翼選手は、プロ志望届を提出しましたが大学3年時の肘の故障、4年時の肩の故障により指名漏れとなり社会人へ進みました。
池田隆英選手は、東北楽天ゴールデンイーグルスに2位指名され、2021年トレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍しました。
谷川昌希選手は、九州三菱自動車に所属していましたが、この年は指名漏れとなり、翌年阪神タイガースに5位指名されました。
その後、2021年トレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍しました。
堀選手、高山選手、郡選手、五十幡選手、河野選手は同学年となります。
まとめ
それでは、まとめです。
今までの内容をもう一度振り返ってみましょう。
結論
- 1位入札を2度外したが、ポテンシャル重視の指名で補強ポイントを埋めた
- 堀瑞輝 : キレのある投球で侍ジャパンU−18日本代表でも活躍した球筋に特徴のある期待の左腕。
- 石井一成 : 安定感と将来性に期待を持てる強肩遊撃手。
- 高良一輝 : スピン量の多いストレートで奪三振能力の高い九州大学球界最強右腕。
- 森山恵佑 : 波は激しいが爆発力のある長距離砲。守備・走塁は期待できないが強肩・強打に期待。
- 高山優希 : 変化球も安定した先発型の本格派左腕投手。大阪地区で寺島のライバル。
- 山口裕次郎: 寺島と二本柱を組むスリークォーター左腕。投球パターンを増やしリリーフで活躍か。
- 郡拓也 : 強肩・俊足の捕手。ユーティリティー性が高く、将来的にはコンバートされて活躍か。
- 玉井大翔 : 制球力がある完成度の高い右腕。リリーフで即戦力を期待できる
- 今井順之助: 高校通算68本塁打の長距離砲。豪快なスイングのパワーヒッター
- 五十幡亮汰、河野竜生、生田目翼、池田隆英、谷川昌希
と言う結論でした。
2016年のファイターズのドラフトは現在では在籍していない選手が半分以上となり、少し寂しい状況ではあります。
しかし、堀瑞輝選手、石井一成選手、玉井大翔選手は徐々に主力選手へと成長してきて
郡拓也選手も、そのユーティリティ性が高く評価され始めてきている様に感じます。
現状では、現在も在籍している選手は4人
今後、堀瑞輝選手が抑えを担う様になるのか。セットアッパーを担うのか。
石井一成選手が、セカンドのレギュラーを掴むのか。
郡拓也選手が、ユーティリティー性を活かし一軍の枠に食い込んでくるのか。
玉井大翔選手は、リリーフの柱として偉人を追い抜く様な活躍をするのか。
この年代は、徐々に力を発揮してきている世代です。
この2〜3年でさらに力をつけて、本当の主力へと成長していく姿を期待しましょう。
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